親子鍋

小さい頃から親子丼の地位が低かった。
わざわざお金を出して食べるほどでもない。
物心ついて、かれこれ30年数年以上、親子丼について心は冷ややかだった。
それが先日の出張の際に、ふっと立ち寄って食べた親子丼によって覆された。

伊藤和四五郎商店 名古屋コーチン親子丼 1,280円

外食としても高いが、親子丼なのに高い。
名古屋コーチンが入っていても納得がいかない。
いくら背伸びをしたところで親子丼は親子丼だ。

・・・いや、決めつけはよくない。
自分の常識は破壊していくべきだ。
そう思い店に入った。

完全な思い込みだった。
親子丼の持つポテンシャルを勝手に低く見ていた自分に気づいた。
名古屋コーチンの貢献度はあるものの、卵のふわトロ感と濃さがたまらん。
親子丼はもっと高みにいけるのだ。

前置きが長くなったが、親子鍋を購入した。
ふわトロの秘訣は熱の通し方にあると睨んだ。
鍋の素材によって熱伝導が変わる。

銅 > 鉄 > アルミ > ステンレス

ふわトロにするには短時間で熱を入れる必要がある。
というわけで、少し高価になるが銅を選択。

東京 中村銅器製作所
全国の一流料亭や寿司職人などプロたちが愛用する、中村銅器製作所の銅鍋。
銅素材は熱伝導性と保温性に優れ、料理道具に適している。
ムラなく均一に熱が通るため、焼きムラや焦げ付きが生じにくいという。
銅版に蓄熱された余熱で調理できるため、玉子はふんわり、肉は肉汁を逃すことなくジューシーに仕上がる。

銅鍋 親子丼 【中村銅器製作所/東京都】 銅親子鍋 深型(国産/日本産/職人)

価格:6,534円
(2021/8/12 16:51時点)
感想(5件)

 

鍋蓋 親子丼 銅 鍋ふた 【中村銅器製作所/東京都】 銅親子鍋蓋(国産/日本産/職人)

価格:734円
(2021/8/12 16:52時点)
感想(1件)


以下が実物写真。
表面の凸凹は表面積を増やすことで、より熱を伝わりやすくしている。
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銅が美しい。
聖闘士星矢のブロンズクロスを思い出す。
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さっそく使ってみた。

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卵イン。
一気に火が通る。
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完成。
写真の写り具合がおいしそうにないが、卵のふわトロ感は間違いない。
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まだまだ親子丼の研究は続く。

 

おわり